院長のちょっとためになる話 院長のちょっとためになる話

2022.09.02

気象病

ここ数年で
「天気が悪くなると体調が悪くなる」
という話をよく耳にするようになりました。

みなさんの周りではいかかですが?


それと同時に『気象病』という言葉を耳にすることも
多くなっているのではないでしょうか。


では気象病とは何なのでしょうか。


天気や気温、気圧といった天候の変化によって
症状が出たり、悪化する疾患の総称


と言われています。


症状としては


頭痛、吐き気、食欲不振、めまい、動悸、気分のうっ滞、
喘息、腰痛、神経痛、関節痛、肩こり、リウマチ、蕁麻疹、
浮腫み、集中力の低下など

様々な訴えがあるようです。


原因として考えられているのは
体の内外の圧力の差で、体内の気圧を感じるセンサーが
過敏に反応してしまい、交感神経の働きが強くなり
体の緊張が強く出てしまう、とのことです。


ただ様々な症状が出たとしても”病気”というほどの変化が見られないことが多く
治療としても、対症療法がほとんどというのが現状のようです。


具体的には、天気予報を見て、事前に対策を取ること。
例えば、薬を飲む、ストレスを軽減する、生活習慣を改善するなど。


何にしても、現代病の一つかもしれないですし
もし気象病に関わっているとしたら
自然相手のことなので、避けることは難しそうです。
うまく付き合っていくしかないのでしょうか。


対症療法として鍼灸は
体の免疫力を向上させたり
リラックス効果もあるので
体調が今一つ良くなくて気になるという方は
一度ご相談ください。

 

2022.08.12

日差しのシャットアウト

夏の日差しはかなり強く、特にここ数年の日差しは
「暑い」というより「痛い」と感じることもありますね。


家にいるときにそんな日差しを遮るのが
「カーテン」「すだれ」「よしず」などです。

「よしず」は田舎などに行くと見かけることもありますよね。

 

ちなみに今は

こんな風に少しオシャレな感じの「よしず」もあるようです。

これらを使うことで、日差しを遮るだけで

かなり暑さを緩和させることも出来ますが
その遮り方でかなり違いがあるようです。


個人的におススメなのが「すだれ」です。これは窓の外にぶら下げて
日差しを遮りますが、結構効果的なんです。
もちろんカーテンでも日差しは遮れますが、
カーテンは窓の内側にあるので
窓とカーテンの間の空気が暖められて、室温が上昇しやすいです。
その点「すだれ」は窓の外にあるので、
部屋の空気の温度上昇を抑制してくれます。


以前西向きの部屋に住んでいた頃のことですが
夏場カーテンを閉めて仕事に行き、帰ってきて玄関を開けた瞬間
あの”もぁ~”とした空気に包まれて、疲れが倍増された気がしました。


それが「すだれ」を使い始めたら、部屋の温度上昇がかなり抑えられて
辛さがかなり軽減されたことを覚えています。


これはテレビなどで紹介されたこともあるので
ご存じの方も多いと思いますが
もし知らなかったという方は、
試してみてもよいかもしれないです。

2022.07.13

サングラス

夏場の天気の良い日など
サングラスをかけている人を
よく見かけますよね。


眩しいのは周りが見えづらくなる
最近は紫外線も強くなっていて目にも良くなさそう


なので、サングラスを使うことは悪いことではないと思います。


ちなみに、私が子供の頃は、サングラスと言えば
怖い人がかけているもの、という印象が強かったです(笑)


でもそのサングラスですが、
あまり濃い色のサングラスよりは
多少薄い色のサングラスの方が良い
という意見もあります。


人間の瞳は光の強さによって
大きくなったり小さくなったりします。

猫の目を見るとわかりやすいですよね。


濃い色のサングラスを使うと
光を遮ってくれるのですが
その分瞳が大きなままになるので
サングラスの脇から入ってくる紫外線などが
目の奥まで届くようになるそうです。

つまり目を傷める可能性があるということのようです。


それと比べると、多少薄い色のサングラスでも
UVカットがしっかりしたものを使うことで
瞳はそれなりに反応して小さめになり
多くの紫外線が入るのを防ぐことにもなるとか。


もちろん濃い色でも薄い色でもサングラスをしていた方が
していないよりは目の保護にはなります。
少しでも紫外線の影響を減らした方がいいですよね。


もしこれからサングラスを使うことを考えているなら
薄い色でもUVカットのしっかりしたものを
選ぶという選択肢もありだと思います。

2022.03.05

枕と睡眠

寝るときに使うものとして「枕」があります。
中には枕を使わないという方もいると思いますが
枕は使い方によっては首や肩の凝りを軽くも重くもします。


もちろん所説あるので、何が正しい、間違っているということは
言えないこともありますが、一つの考え方として読んでいただけると
ありがたいです。


まずは枕の大きさですが、頭だけでなく肩辺りまで乗せられるものが
良いと言われたり、幅も敷布団と同じくらいが良いとの説もあります。
硬さや高さは好みもありますが、出来れば枕に頭を乗せるだけでなく、
首から肩辺りも乗せてみてほしいのです。


仰向けに寝た時に、首の後ろに隙間が無い状態が理想かと。
もし頭は枕に乗っているけど首は乗っていない状態だと
寝ている間は首がずっと緊張した状態のままなので
首や肩の凝りがひどくなることもあり得ると思います。
結果として眠りが浅くなり、疲れが取れづらくなることも考えられます。


今はデパートなどで頭や首周りの高さを図り、オーダーメイドで枕を作れます。
でも値段の高い枕を買ったから安眠出来るとは限りません。
そういう枕が体に合って、よく眠れればそれに越したことはありませんが
もしなかなか難しいという方は、普段使いの枕とタオルなどを組み合わせて
頭と首が支えられる状態にして寝てみてください。
案外良く眠れて、朝の目覚めが違ってくるかもしれません。


『春眠暁を覚えず』
とも言いますが、この時期はいくら寝ても寝足りないと
感じることも多いかもしれませんし、その理由が枕などの寝具ということも
あるのかもしれません。


ただ、あくまでこれは一つの説なので、効果が無いこともあり得ます。
なんとなく疲れが取れづらいと感じる場合は首や肩の凝りが原因かもしれません。
その場合はそういう凝りが改善することで、よく眠れたりすることも多いです。


もし首や肩の凝りがツラい場合は、お気軽にご相談ください。

2022.02.07

この時期に

いつの間にか1月も終わり2月になりました。
新型コロナのために延期になった東京オリンピックが終わって半年後に
北京オリンピックが開催されています。


そんな時期ですが、すでにあるものが多くの日本人を苦しめ始めています。
それは・・・


そう、『スギ花粉』です。


もちろん新型コロナのためにほとんどの場合マスクをしていますが、
それでも目は痒くなるし、油断をすれば鼻水が出てきます。


新型コロナでマスクはしていても鼻水が出てくれば鼻をかみたくなります。
でも電車内などで鼻をかむためにマスクを外すのは
ちょっと勇気がいるかもしれません。
ましてや混雑した電車内では無理だと思います。


そうはならないために多くの方はしっかり対策を立ててはいると思います。
私も薬を服用するなどして対策は立てていますが
対症療法なので根本的な解決にはなっていないです。


しかも一度花粉症になると、ほとんど治らないと言われています。
では少しでも症状を軽くする方法はないのでしょうか。


これも近年はテレビなどでも言われていますが『腸活』が大事なようです。
腸内環境が良ければアレルギー症状も軽くなるとも言われています。


では具体的には何をすれば良いのでしょうか?
これをやれば間違いない!
というものはないようです。


・ヨーグルトなどの発酵食品をを毎日食べている
・食物繊維を摂るようにしている
・サプリメントを飲んでいる


様々な『腸活』がありますが、どれば会うのかは千差万別。
しかも試してみないとわからないですよね。


・冷たい物の摂りすぎで内臓を冷やさないこと
・水分をしっかり摂ること
・睡眠を十分に取って疲れを残さないこと
・ストレスを溜めないこと


この辺りのことはしておいた方が良さそうです。
もちろん手洗い、うがいなども当然です。


ご自分に合った『腸活』をして、免疫力の維持、向上を図って
花粉症や病気に負けないようにしていきましょう。

2022.01.31

唾液

唾液って普段は意識することは無いと思いますが
実は体にとってはとても大切な働きをしています。

 

1.口腔内の乾燥を防ぐ(口腔から咽頭の乾燥を防いで免疫を維持)
2.口腔内を洗い流し、虫歯や歯周病などを防ぐ
3.モノを飲み込むときに飲み込み易くする(誤嚥を防ぐ)
4.消化酵素により食べ物の消化を助ける
5.口の中を中性に保つ
6.味を感じやすくする
7.口臭を防ぐ

 

様々な働きにより、私たちの健康維持に役立ってくれていますが
この唾液が少なくなったり出なくなると、本当に大変なことになります。
「ドライマウス」などの言葉も見聞きしたことがあると思います。

 

1.虫歯や歯周病になりやすくなる
2.誤嚥を起こしやすくなる
3.口から喉が乾燥することで病気にかかりやすくなる
4.味覚が悪くなる
5.口臭が強くなる

 

ここ数年は新型コロナウイルスの後遺症で「味覚障害」「嗅覚障害」が
話題になることもあります。実際に後遺症で苦しんでいる方も多いようです。

 

こんなときだからこそ、普段からご自分で出来ることをして
防ぐことが出来る障害であれば防ぐよう努力することも大事だと思います。

 

普段から正しい生活習慣を維持し健康管理をしていきましょう。
何かあれば私たちも相談にのらせていただきますので
お気軽にお問い合わせください。

2022.01.19

口腔ケア

突然ですが、口腔ケアと聞いて何が思い浮かびますか?

 

「うがい」や「歯磨き」という方も多いと思います。

 

実は、その歯磨きを含めた口腔ケアはすごく大事で
免疫にも関わっているんです。

 

ある施設で食後に口腔ケア指導をしたグループと
口腔ケア指導をしないグループで
インフルエンザにかかった人の人数を比較したそうです。

 

結果は...

 

口腔ケア指導をしたグループは
指導をしなかったグループに比べて
インフルエンザにかかった人がかなり少なかったようです。

 

これは口腔ケアをしなかったことで
虫歯や歯周病などになってしまい、
その歯周病菌などが作る毒素の影響で免疫力が低下して
様々な病気にかかりやすくなったから
と言われています。

 

口腔ケアに限らず
何事も普段のケアが大切ということですね。
みなさんも普段感じている疲れや痛みがあったら
ひどくなる前にご相談くださいね。

2021.11.19

外出するとき、運動をするときに靴を履きますよね。
みなさんはその靴をどのように選んでいますか?

 

ご自分のサイズに合うものを靴屋さんなどで履いてみて
選ぶことが多いと思います。今はインターネットでも買えますよね。


以前私は一度だけインターネットで靴を買ったことがあります。
見た目も色もサイズも自分の探していたものが見つかりました。
その場で早速購入し、届くのを楽しみにしていました。

 

数日後靴が届き、喜んで履いて出かけました。
ところが実際に履いてみるとサイズは合っているはずなのに
足が痛くなる。歩きづらいので痛む場所を庇うと腰や膝など
その他の部分が疲れたり痛くなったりしました。
結局その靴はそれ以来履かずに靴屋さんの下取りに出しました。

 

そこで自分なりに靴を選ぶときの選び方を調べました。
これはあくまで個人的な意見ですが
靴を選ぶときの参考になればと思います。

 

1.サイズの確認
2.靴の幅
3.足の甲の高さが合っているか
4.踵のホールド感
5.買いに行くのは午後から夕方
6.必ず両足で履いて少しでも歩いてみる

 

1.については、スニーカーなどで普段履きならワンサイズ大きいものを

選んでます。何かの競技を行うときはその競技に合わせて靴は

フィットしたものを選んでいます。
5.については、午前中より午後の方が足が浮腫むからです
6.については、実際には右足と左足の大きさは若干違うことがあります。
  足は軸足と蹴り足があって軸足の方が大きいことが多いです。
  また座っているより立った方が足にかかる体重の負荷が大きくなり
  足が少し横に膨らみます。

 

これらのことを考慮して、靴を選ぶようにしています。

 

これから寒くなる時期ですが、お気に入りの靴を見つけて
運動がてら散歩に出かけるのも良いかもしれませんね。

2021.10.26

風邪をひいたときの漢方薬

暑かった夏もいつの間にか遠くに去ってしまい
朝晩は薄着ではかなり寒く感じる季節になってきています。

こうなると急な寒さのために

体調を崩す方もいるのではないでしょうか。


本格的に体調を崩す前に、対処した方が良いのは世の常ですが
その方法は千差万別、人それぞれですね。

 

風邪の引き始めの対処もいろいろあると思います。
風邪の引き始めに「葛根湯」を使う方も多いのではないですか。
この葛根湯を含めた漢方薬についてですが
すごく奥が深いんです。

 

この図で「邪の強さ」とありますが、

今回の場合、「外気の寒さ」の強弱と考えて頂ければ良いと思います。
寒くなればなるほど、その寒さが「肌表→筋→骨」

体の奥まで侵入します。

このとき体力があれば、

体の奥まで「外気の寒さ」が侵入することを防ぐことも出来ますが
体力が落ちていた場合は、

「外気の寒さ」がそれほど強くなくても、

体の奥まで浸透してしまうこともあります。

 

目安としては
「さむけ」がして、汗をかくようでようであれば

「桂枝湯」


「さむけ」がして、汗はかかないが

肩こりや腰痛などの筋肉の強張りを感じるのではあれば

「葛根湯」


「さむけ」がして、汗はかかないが関節など節々が痛むようなら

「麻黄湯」

 

このように使い分けることで、

漢方薬をより効果的に使っていけますので
一つの目安と考えていただければと思います。


もちろん他にも症状が出ていることもあるでしょうから、

漢方薬を処方してくれる
ところでしっかり相談してくださいね。

2021.10.12

3大老けライン

みなさんは『3大老けライン』って耳にしたことがありますか?


ゴルゴライン
マリオネットライン
ブルドッグライン(ほうれい腺)


これが『3大老けライン』と言われるものです。


ゴルゴラインというのは、目頭から口角に向かって見られるシワ。
マリオネットラインは口角から顎にかけてのシワ
ブルドッグラインは小鼻から口角に向かって見られるシワ


これらのシワがあることで、実年齢より老けて見られることもあるそうです。

これらのシワの原因として考えられるのは…


加齢による顔の筋肉の弛み
顔の筋肉の血行の悪さや浮腫み
日焼け
普段の生活の乱れ

…などなど。


では、これらシワへの対処法ですが

顔の筋肉の引き締め
顔の筋肉の血行改善
生活習慣の改善
など

この辺りがポイントになると思います。


また首や肩周りの凝り感も問題です。
首肩周りの凝りは、顔などへの血行の悪さにつながり
その結果として老け顔になりかねません。

でも逆にその辺りの血行を良くすれば
老け顔の改善につなげられるかもしれないということになります。


顔は体の中で一番目立つところの一つです。
その顔には体の状態も現れると言われています。
首や肩を含めて体のケアをすることが
老け顔の改善につながるとしたら一石二鳥です。


ですので、普段から体を動かしてみてください。
そして体の血行を維持・改善を心がけてみてください。
それが健康への第一歩につながるかもしれません。


ただもし筋肉の張りや凝りが酷い場合は
無理に動かすことで逆に傷めることもあります。
痛みがある場合などは無理に動かすことは避けてください。


もしお体でに気になるとことがある場合は
お気軽にご連絡ください。お待ちしております。

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